INTERVIEW

社員インタビュー

2020年入社マネジャー

Mさん

自分が本当にやりたいことは何かを考えた時、それはスポーツチームの経営をお客様と同じ目線で支えることでした。

電気通信大学大学院を卒業後、新卒でフューチャーアーキテクト株式会社(現フューチャー株式会社)に入社しました。新人研修終了後は大手物流企業向けのプロジェクトに参画し、要件定義からテストまでシステム構築における全フェーズを経験しました。当時、物流業界ではドライバー不足が深刻化し始めており、配送業務や倉庫業務などの現場業務の効率化はお客様の最重要経営課題でした。私はお客様の経営課題に対してより直接的に関わる仕事がしてみたいと思い入社3年目からはIT戦略チームに参画しました。そこでは、企業が掲げる3年後、5年後の中期経営戦略の実現に向けたIT活用施策のロードマップ作成や現場業務改善施策の実行計画策定など、いわゆるグランドデザインについてお客様の経営層とディスカッションをしながらIT施策に落とし込んでいく活動を行っていました。

しかし、お客様の経営課題解決に向けて活動していく中で、どうしてもコンサルタントとして入り込める限界が存在すると感じていました。それは事業の主体はあくまでお客様自身であり、コンサルタントはあくまでその成功の支援をし続けることしかできないということです。このプロジェクトでは、システムを納品した後の運用はお客様のシステム子会社が担当していました。そのため、どうしても自分たちはシステムを作り上げるところまでの支援となり、事業運営に主体的に関わり切れないため、自分たちが構築したシステムが本当にお客様の経営課題の解決に繋がっているのかを実感できず、もどかしさを感じていました。 

フューチャーグループにはオープンキャリアというグループ企業内への異動制度があります。改めて自分が本当にやりたいことは何かと考えた時、私は小学校から高校まで野球をやっていたということもあり、スポーツ全般を観るのもするのも好きで、スポーツは自分のアイデンティティの一つの要素でした。ライブリッツは日本でトップクラスのプロスポーツチーム向けにシステム提供をしており、さらに運用まで一気通貫で支援しているため、自分が好きなスポーツ領域でチームの運営・経営に入り込み、お客様と同じ目線で伴走できる可能性があるのではないかと感じ、ライブリッツへの出向を決意しました。

求めていた本当の意味でのお客様との伴走は、刺激的で未知の体験の連続でした!

ライブリッツで最初にプロジェクトマネージャーを担当したのは、よみうりランド様へのファンマーケティングシステムFastBizの導入案件でした。FastBizはファーストユーザーとして読売巨人軍様に導入いただいておりましたが、スポーツチーム以外での導入実績がなかったため、どのようにテーマパーク向けにカスタマイズしていくかが大きな課題でした。例えば野球の場合、シーズンという単位で年間試合が進んでいくため、ファンクラブ会員のポイント有効期限や失効タイミングは一律でシーズン終了時となり、次のシーズンが開始される前に一括処理を行って新しくポイントの有効期限を設定し直すという流れになり、サービスや処理の区切りが明確に設けられます。しかし、シーズンという概念が存在しないテーマパークの場合、最後にポイントを使用した日から何年後に失効するというようにサービスや処理の区切りが一律ではありません。そのためシーズン終了時にまとめて行っていた処理は全てリアルタイムで行うようにカスタマイズしなくてはならず、これまでのシステムに比べて複雑な処理が多く発生したり、他の機能との整合性を維持することに苦労しました。

また、これまでFastBizとしては実現していなかったよみうりランド様独自のチケットシステムも同時並行で構築しました。これまでよみうりランド様は外部チケットシステムを利用していましたが、システム利用手数料のコストが大きく、自身でマーケティングを行うためのデータも取得できないという課題がありました。そこで、FastBizを用いて独自のチケットシステムを構築することで、マーケティングに活用できる様々なデータを自分たちで取得することができ、さらに外部チケットシステムの利用手数料も削減することができるという非常に重要度の高いシステムが求められました。チケット販売システムはライブリッツ社内でも初めての取り組みのため十分なノウハウがなく、とてもチャレンジングな案件でした。お客様と何度も打合せを重ねながら要件定義や設計を行い、社内の多くのメンバーにも協力を得て、無事に安定リリースすることができました。FastBizは機能数が多いためはじめは仕様をキャッチアップするだけでも大変でしたが、単にFastBizを導入するだけではなく、お客様のビジネス拡大・売上拡大を念頭に置いたシステム構成をご提案し実際に導入できたことは、ライブリッツへの出向理由でもあるお客様に伴走し経営課題を解決する、ということを実現できたのではないかと思っています。

自分の掲げた目標へは、ライブリッツが一番の近道であると確信しています!

大学院生の時の話になりますが、アメリカのシリコンバレーでインターンシップをする機会に恵まれました。そこではエンジニアが経営者であり、自身でプロダクトを作りながら会社経営もするというのが当たり前の世界を目の当たりにしました。私は元々IT系の学生でしたが、ただお客様から指示されたものを作るだけのエンジニアにはなりたくないという思いがありました。シリコンバレーに行ってからはその思いはさらに強くなり、技術力を武器にしつつ、かつビジネスも創っていけるという人材に憧れ今日に至っています。今後の目標は、技術力を磨きつつ、より経営に近い立場で業務をしていきたいと考えています。ライブリッツにはそのような目標を実現できる環境が整っていると思っています。ライブリッツとしての事業拡大を私自身の力で推進していけるよう、これからも貪欲にチャレンジしていきたいと思います。スポーツに関しては、私は野球経験者ですがサッカーが好きなので、もう少しサッカー関連のプロジェクトを増やしていきたいと思っています。清水エスパルス様のプロジェクトも担当させていただきましたが、会社としてはまだ野球チーム向けのプロジェクトに比べるとご支援できているサッカーチームは少ないので、もっとサッカー界の発展に貢献できることはないかと模索中です。

ご転職を考えている方へのメッセージ

ライブリッツで働く魅力は、やはり日本トップクラスのスポーツチームと仕事ができることだと思います。私も小さいころからスポーツをやっていて、スポーツが好きで普通の子どもと同じく有名なスポーツチームや選手に憧れていましたので、読売巨人軍様や清水エスパルス様など一流スポーツチームと一緒に仕事ができるというだけで刺激的な毎日を過ごせています。スポーツが好きで、将来もスポーツに携わりたいという方にはライブリッツでしか得ることのできない経験がたくさんあると思います。またライブリッツの強みは何よりも技術力の高さです。現在はスポーツ以外の業界にも事業を広げており、レガシー企業向けの難易度の高いDX案件もたくさんある状況です。自身の市場価値を高めたい、コンサルタントとしてお客様の事業成長や経営課題の解決にコミットしたい、というような想いをお持ちの方と一緒に働けたらと思います。

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